SNSとは、「Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」の略称であり、Web上で社会的ネットワーク(ソーシャル・ネットワーク)を構築可能にするサービスを指します。
インターネット上の情報発信において、SNSは今や見過ごせないコンテンツです。近年、SNSは人々の生活の一部になっており、「バズる」「インスタ映え」「ユニ女」など、数多のSNS発のトレンドが、大衆の消費行動に大きな影響を及ぼしています。企業としても、各種SNSを活用しながらマーケティング活動を加速していきたいところです。
今回は、三大SNSであるFacebook、Twitter、Instagramについて、その特徴比較と活用術を解説します。
Facebook (フェイスブック)
Facebookは、世界最大のSNSで、世界22.3億人(2018年7月時点)・日本国内2,800万人以上が登録しています。投稿への文字数制限がなく、画像・動画の添付も出来るため、自由度が高く、ブログに近い感覚で使用することが可能です。【実名登録】という最大の特徴から、信頼性が高く、友人や仕事関係など、実際に面識のあるコミュニティが中心となります。(面識がなくとも、友達の友達・・・など、リアルな世界に即した結びつきが強いです)
また、3大SNSの中では高い年齢層の利用者が多いこともポイントでしょう。
Twitter(ツイッター)
実名登録は不要。140字の文字数制限があり、画像や動画の添付は可能です。
短いテキストで内容も作り込む必要がない気軽さから、20代を中心にユーザーが増えています。面識有無に関わらず、興味のある相手をどんどんフォローできる文化を持つため、芸能人と繋がることも難しくありません。そして、Twitter最大の特徴は、なんといっても【拡散力】です。オンライン上のみの相手とも容易に繋がれることに加え、他者の投稿を自身のページに再投稿する『リツイート』という機能で、自分のフォロワーにその投稿を見せることができます。この機能により、一つの投稿がどんどんリツイートされ、フォロワーのフォロワーのフォロワー…と、全く知らない人にまで届くという事態も珍しくありません。多くのフォロワーを持つことで知られるトランプ大統領も、この特徴を上手く活用していると言えるでしょう。
もう一つ特筆すべきは、『ハッシュタグ』による検索目的のニーズです。ハッシュタグとは、投稿内のタグとして使われるハッシュマーク「#(半角シャープ)」がついたキーワードのことで、「#お花見」などと検索することで、同ワードのハッシュタグがついた投稿一覧を見ることができます。(逆に、投稿に適切なハッシュタグを加えることで、同ワードで検索した多くの人に、自分の投稿を閲覧してもらうことができます)
ハッシュタグはTwitter以外のSNSにも導入されていますが、日本で広く支持されるようになったのは、東日本大震災を始めとした、平成に見舞われた数々の震災時、Twitter にてリアルタイムの情報交換が盛んに行われたことが大きいでしょう。
各種自治体も緊急時に情報発信するためのTwitterアカウントを開設するなど、発信目的が中心だったSNS界で、検索ニーズからの使用者の存在が強く意識されるようになりました。
Instagram(インスタグラム)
実名登録不要。写真の投稿がメイン(テキストは1投稿につき1~3行程度)で、ビジュアル面に特化したコンテンツです。人気が高まり出したのは、日本語版公式アカウント「@instagramjapan」が開設された2014年頃。女性ユーザーの比率が非常に高いです。
Instagramには投稿をシェアする機能がないため、Twitter等と比較すると拡散力は低いです。基本的に投稿は自分のフォロワーにしか届かないため、他人の投稿を見たり、新たなコミュニケーションを起こすには、ユーザーが自発的にハッシュタグを辿る必要があります。つまり、投稿側としては、自分の投稿を不特定多数へ届けるためには、多くの人から検索され得るハッシュタグをつけることが必須です。Twitter同様に、ハッシュタグによる検索ニーズも高く、若者の間では、従来の検索エンジンより身近なものになっている印象すらあります。また、FacebookやTwitterと比べ、投稿内容のビジュアル的なクオリティや世界観が重視されるため、多くの人の目に留まるような写真を投稿することが重要です。
ご存知の通り、2017年の流行語大賞に選ばれた「インスタ映え」というワードは、Instagramから産まれました。今やInstagramに写真をアップするために、お洒落な商品を購入したり、写真映えするスポットを訪れる人が後を絶ちません。Instagramへの投稿そのものが消費行動への動機付けになるなど、その影響は凄まじいものです。
各種SNSの活用術
以上のように、各SNSコンテンツは、機能やユーザーの文化が大きく異なります。従って、ビジネスにおいてSNSを活用する際には、その目的に応じてコンテンツを使い分ける必要があります。
Facebook ⇒ 質・量ともに見応えのある情報発信を行い、潜在的な顧客を獲得し、良い関係を構築したい。
Facebookは発信量の制約が少ないため、企業や商品について深堀りし、じっくりアピールすることが可能です。比較的信頼性の高い繋がりの中で、友達の友達にまで投稿が届く仕組みにより、対象者との距離を縮めるたけでなく、その一つ先のコミュニティまでグリップできるチャンスがあることもポイントです。
また、ブログに近い感覚で使用することができるので、読み物として楽しんでもらいながら、企業の社風などを伝えることもできます。
Twitter ⇒ テンポ&量で勝負!言葉のインパクトにより、鮮度のある情報を、単発でどんどん届けたい。
とにかく、より多くの人に情報発信を次々に繰り出したい場合は、Twitterの拡散性を利用しましょう。
「質より量」といっても、Twitterでは画像要素がそれほど重視されないため、簡潔な言葉により大きなインパクトを与える工夫が必要です。また、ハッシュタグには、投稿内容に関するワードだけでなく、親和性の高いワード等を加えることにより、より広い領域で潜在顧客へリーチすることができるでしょう。
Twitterは、SNSコンテンツの中でも砕けた表現が受け入れられる文化があるため、企業に対して親近感を持ってもらいたいという目的にはもってこいです。
Instagram ⇒ 若年層中心。明確なターゲットに対して、視覚的なアプローチから企業や商品の魅力を印象付けたい。
Instagramはビジュアル面に特化したコンテンツであるため、多くを語らずとも、写真や動画により、ブランドや商品の世界観を訴えることが可能です。
また、SNSの中でも、ビジュアルコンテンツに対して高い質が求められること、趣味趣向の似たユーザー同士の結びつきが強いことから、不特定多数へ向けた発信というよりも、既にターゲットが明確化しており、その対象に確実に響くような発信を行うことが前提となります。
まとめ
状況に合わせて各SNSを上手く駆使しながら、最大の効果を目指しましょう。
ただし、忘れてはいけないのが、信頼性を提示する義務のある企業の情報発信を、SNSのみで済ませてはいけないということ。
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