~どこにお金を掛けるべき?効率的な金銭投下を意識しよう~
物より経験を買え!
『金は天下の回りもの』と言われます。
金銭は一所にとどまっているのではなく、常に世の中を巡るものです。
また、お金そのもの(紙や金属、数字)に価値があるわけでなく、それを媒介することによって得られるものこそに価値があります。極端な言い方をすると、お金は使ってこそ価値を見出すことができます。
しかし、お金を見境なく使えば良いかというと、それもまた違います。沢山の物に囲まれながら、いつまでたっても心は満たされない人も多くいます。
『”物”ではなく”経験”にお金を使った方が良い』
このようなフレーズを、誰しも一度は聞いたことがあるでしょう。また、社会的に成功している人ほど、このような思考の傾向にあるようです。
コーネル大学の心理学教授、トーマス・ギロヴィッチ氏の研究では、次のように報告されています。
・同じお金をかけて【物を買った人々】と【経験を買った人々】を調査した。
・当初はほぼ同じくらいの幸福度であった。
・時間を空けて再び満足度を調査したところ、【経験を買った人々】は満足度が上がったのに対し、【物を買った人々】の満足度は下がった。
これには、私たちの適応能力が影響しています。
『幸福の敵のひとつに私たちの適応能力がある。何か嬉しくなるようなものを買うとする。すると一旦はとても幸せな気持ちになるが、私たちはそれに適応してしまう』とギロヴィッチ教授は語っています。
これは【消費のパラドックス】と呼ばれるものです。商品を購入した直後には高い幸福度を得られるものの、ひとたび手に入れると、その価値はどんどん薄れ、また違う物が欲しくなる。物により人間の欲望を満たすことが難しい理由はここにあります。
一方、経験により得られる価値は、一過性のものではありません。思い出や知識、自己成長といった形で、普遍的に、時にはより大きな効果を生みながら一生残り続けます。
浪費・消費・投資の違い
お金の使い方にも多様性があり、その選択によって、私たちの未来は大きく変わります。
お金を使うこと(=支出)は「浪費」「消費」「投資」に分類することができます。
これらをしっかり区別してお金を使うスキルを上げることが重要です。
違いは、以下のように考えることができます。
【浪費】支払った金銭>得られる効果
セールでつい衝動買いしてしまった等の無駄な出費、ギャンブルや必要以上の贅沢が挙げられます。
【消費】支払った金銭=得られる効果
生活するために必要な衣食住を満たすための光熱費や家賃、食費等が当てはまります。
【投資】支払った金銭<得られる効果
例えば、将来にとって有益な留学費やセミナー参加費等が挙げられます。“経験”に対する金銭投下は、多くが投資と見なされるでしょう。
以上の違いからも分かるように、現状からステップアップするためには、投資に分類されるような有用な金銭投下を意識すべきです。
先に述べた『”物”ではなく”経験”にお金を使った方が良い』というフレーズは、経験の多くが【投資】に分類されるという理由によるものです。
ただし、経験であれば全て投資になるわけではありません。スキルアップのために習い事をしたとしても、始めてみると全然通わず身が入らない状態であれば、それは浪費になります。
逆に、消費・浪費に当てはめられがちな「物」でも、投資となるものもあります。バーゲンで欲求に任せて衝動買いしたワンピースは、もちろん浪費です。しかし、大切な商談のためにお金を貯めて購入したビジネススーツであれば、どうでしょうか。そのスーツを身にまとうことでパフォーマンスの向上へ繋がるとすれば、投資と言って良いでしょう。
このように、自分が置かれた状況に合わせて、何にお金をかけるのかを見極める必要があります。自分にとっての「浪費」を減らし「投資」を増やすことができれば、将来的なリターンはおのずと大きくなります。お金を活かすも殺すも、自分次第ということです。
ビジネスにおけるお金の使い方
ビジネスにおいても、同様です。
ビジネスオーナーの中には、できるだけ経費を削減したいと考える人も少なくありません。
しかし、先に述べた「浪費」「消費」「投資」を、一括りに出費として捉えることは危険です。
投資とは、将来的な効果(ビジネスでいうと、お金)を生むための支出です。現状からのステップアップを望むのであれば、予算をかけるべきポイントを見極め、先攻投資するという思考への転換が必要になります。
そして、最も重要な先行投資の一つとして、マーケティングが挙げられます。
日本マーケティング協会の1990年の定義によると「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である」とあります。
バブル期以前の需要と供給の関係が逆転し、様々な商品やサービスが飽和状態になっている今日の市場では、より顧客への接触機会を増やし、企業や商品を認知させ、消費行動への動機付けを行うような積極的なアプローチが必要です。
Wimple/ウィンプルは、マーケティング活動の一つとして、効率的なインターネット上での情報発信をご提案します。
現代の消費者は、消費行動に移る前にインターネットでの検索は当たり前。従って、企業の情報がインターネット上に存在していないことは致命的なDisadvantageになってしまいます。
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